漢方の中村薬局 札幌市本店 | 日記 | 何故、クスリの効きにくい人と効きやすい人がいるのか?

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漢方の中村薬局 札幌市本店 の日記

何故、クスリの効きにくい人と効きやすい人がいるのか?

2017.10.28

また、漢方の本を購入してしまいました。

 私が、漢方の世界に入り、本に書かれた通り漢方薬を投薬しても、どうも今一歩と感じる時期に出会ったのが山本巌先生の著作でした。
 当時、今でもですが、鍵と鍵穴の関係のように既成の漢方薬製剤で奇跡のように治るという考え方が主流でした。
 でも、本来は漢方薬を構成する生薬のひとつひとつの性質を理解して、加減するくらいの気構えで使わなければいけないですし、必要な量を使わなければならないという基本的な部分が抜けていた時でした。

 その後、人が解説をした本を読むのではなく、実際にその原典に立ち戻り、見て、調べて、考えて、実際に行って、反省と教訓をする流れができてきました。
 勉強も役に立つ勉強もありますが、実際に患者さんに喜ばれる勉強もあります。後者の勉強の方が楽しいですよね。


 漢方だけではなく、病院で使います薬も病気にぴったり合いませんと治療効果を上げるどころか副作用で悩んでしまいます。

 病気、特に難病や長期の慢性病の病気の的はとても小さなピンポイントなんです。

ここに薬で当てるのです。中々難しいですよね。
 そこで、私は、その小さな小さな的を大きくする事を考えました。

昔の名医と云われる先生方の治療記録の文献。そこに書かれている共通している、同じ事が何度もくどいほど書かれていて、あまりにも当たり前すぎて見逃している事です。
 それは、日常の生活アドバイス。
その中でも、温泉などでの湯治での気分転換や、食事の質と内容が特に重要であると。
そうなんです。小さな病気の的に当てようとするから難しい。でも、その病気の小さな的を大きくすれば当てやすく治療効果や治癒率が上がる。
 その日常生活のアドバイスは、一人一人違うので、その体質や性格を考えてしなければなりません。他の人が良くとも駄目な事は良くある事。誰にでも良い健康法はあり得ません、体質も性格も千差万別だからです。
 
 毎年、新年度になりますと母校の大学(北海道大学薬学部)で学生さん相手に講義です。楽しみで一杯ですね。5年後、10年後、20年後・・・、彼らが未来の医療を創って、中心選手になって行きます。それまでは、現役で医療の最先端に居たいものです。


  <お問い合わせ先>

札幌市白石区南郷通7丁目北5-1 駐車場有
 有限会社  中村薬局 認定薬剤師 中村峰夫   011-861-2808
 http://conaka2.wix.com/nakamurayakkyoku

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